暖を取ったり、料理を作ったりと、アウトドア活動では欠かせないたき火。最近では、ゆったりとした時間を演出する癒やしのアイテムとしてテレビ番組で特集されるほど注目が高まっています。炎のゆらぎには神秘性があると、作家達の文学的な研究対象にも。冬季限定で、魅力的なたき火を楽しく安全に体験できる施設が町田市にあります。
2月20日たきびのじかん
子ども創造キャンパスひなた村で、12月〜翌年3月の期間限定で月2回ほど開催している「たきびのじかん」。
参加者は山でたき木を拾い、掃除した広場にやぐらを立て、マッチで火を付けて、たき火体験を行います。子供達の健やかな心身の育成を図るための同施設で野外炊事場の利用方法の一つとして7年前から始めたイベントで、火に接する体験ができる数少ない場所にもなっています。

安全対策には特に注意を払い、消火の準備を整えることや年度ごとに消防署に事前連絡を行っています。天候に合わせて規模を小さくしたり、風の強い日には中止したりすることも。「火の熱さを感じ、やけど等の危険性を知ってもらう貴重な経験もできるのでは」と、副館長の和田さん。
「たき火を囲むと自然と心が開放される」等の声が聞かれ、年々参加者も増えて、家族で来る常連もいます。「太古の原風景につながる等と文学的な研究もされている火について、さまざまな意味合いを感じてもらえれば」とも。

一昨年までは焼き芋や焼きマシュマロを作ることもできましたが、現在は食べ物の持参や飲食は不可。
参加無料で、雨天中止。
次回は2月20日午前10時〜11時半に開催します。
HPで確認を。
申し込み不要で、当日会場で受け付け。
検温して体調確認の上、マスク着用でソーシャルディスタンスをとり見学を。

年1回たき火フェスティバルも
昨年からは年に1回、「たき火フェスティバル」が開催されています。昨年12月19日に実施。きりもみ式で火おこし体験や、どんぐりや枝で炭づくり等の参加無料のイベントが行われます。
