今月20 日は二十四節気の一つ、大寒。冷え込みがさらに厳しくなり、一年で最も寒い時期といわれています。
小寒から立春までの約1カ月間を「寒」「寒中」「寒の内」と呼び、大寒はその真ん中にあたります。
寒の水
寒中にくんだ水。
この時期の水は一年の中でも不純物や雑菌が少なく腐りにくいとされ、昔から重宝されてきました。
「寒の水は薬」ということわざも。

寒仕込み・寒造り
寒さが厳しいこの時期は、空気中の雑菌が少なく、味噌やしょうゆ、酒などを仕込むのに最も適しているとされています。
「寒の水」で仕込んだ味噌、しょうゆ、酒は腐りにくいとも。
寒稽古

寒中の寒さに耐えて武道や芸事の稽古をし、心身を鍛えること。
日本古来の修行法で、上達を図るだけでなく精神力を鍛える意味合いも。
寒卵

鶏が寒中に産んだ卵は特に滋養が高いとされています。
また大寒の日に産んだ「大寒卵」は縁起が良いとされ、風水では金運が上がるといわれ人気があります。