奏でる喜びを感じて
11月3日の演奏会は、皆さまのご協力のおかげで無事終了いたしました。
ありがとうございました。

コロナ対策をしての演奏会は初体験
感染状況によっては断念もありうる、と覚悟しつつの準備は試行錯誤の連続でした。
しかし、「生演奏が楽しみです」「成功をお祈りします」との温かい応援に励まされ、また、予約制の入場券には予想を遥かに超えるご応募。
安全に万全を期すべしと身が引き締まりました。
手配が間に合うか危惧した受付グッズもありましたが、果たして八王子フィルの底力が炸裂!夏休みの宿題を8月31日にやっつけるのに似ていましたが、結果オーライ。
演奏面では、練習期間が短かったのを、今や風物詩となった必殺技「最後の悪あがき」でカバー。
何度も有志で集まり自主練習
演奏会当日も、リハーサル後の楽屋で直前まで音程などを最終調整。
未曾有の緊張感に耐えるのに精一杯で、お化粧を直すのも忘れてステージへ。
そして本番
あんなにバクバクしていたのが嘘のように楽しくて。
出演者が1人も欠けることなく、かつ楽器を忘れることなく集合できた時点で、既に奇跡だったのかもしれません。
『運命』3楽章の後半、静かに霧が去り、希望の光が差す4楽章へ。
今ここにいられる幸せに泣きそうでした。
いやいや、まだ終わってないし!とガマンしましたよ〜大人ですから。
万雷の拍手に包まれ、音楽ができる喜びに満たされました。
本当にありがとうございました。
今後もご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
文・絵:尾田美幸