ザリガニ対策が課題見学は自然館で

水湿生植物が繁茂している長池の浅場は、非公開の特別保全ゾーンにあるため、来園者は立入禁止ですが、園内の長池公園自然館の中庭で一部を公開。
自由に見学することができます。内野さんは「かいぼりをしても駆除しきれないのがアメリカザリガニとウシガエルです。特に、アメリカザリガニは、せっかく生えた水湿生植物を根から切ってしまいますので、継続的な捕獲と生存数コントロールが課題です。
近い将来、下流域に生き残っているドジョウなどの在来種を長池に戻し、本来の水中生態系を復活させたい」と抱負を語ってくれました。
長池かいぼりから水湿生植物の発生まで
2019年
10月/長池水抜き開始
11月/かいぼりイベント実施(外来生物駆除)
12月/長池内に浅場(湿地)を整備(ザリガニ対策)
2020年
1月/池底の埋土種子採取(容器での発芽試験用)
浅場付近の樹木伐採(日照確保のため)
2月/池底の泥を浅場へ移動
4月/長池に潅水開始
5月/容器での発芽試験にて、発生確認
長池浅場でも湿生植物発生を確認
6月/長池浅場にて
都内絶滅危惧種「ヒルムシロ」発生確認
都内絶滅種「ミズユキノシタ」発生確認
埋土種子試験にて
都内絶滅種「ジュンサイ」発生確認