パノラマ写真を撮る

今回は、ファインダーには収まりきらない広大な風景を1枚にするパノラマ写真の撮り方です。
昔であれば、レンズが回転するタイプのパノラマ専用カメラを使うか、少しずつ向きを変えて撮った複数枚の写真プリントを手でつなぎ合わせるしかありませんでした。
(昔流行ったインスタントカメラやコンパクトカメラの「パノラマモード」は、通常の画像の上下をトリミングして横長にしているだけで、ファインダーの画角以上の範囲が写せているわけではなく、本来のパノラマ写真ではないのでご注意を)
今はデジタル技術やカメラの進歩で、簡単にできる方法がいくつもあります。
まずは、画像処理ソフトを使う方法
少しずつ写る範囲を変えて何枚か撮った写真を合成します。
コツは三脚を使って水平を維持すること、写真の半分ぐらいは同じ部分が重なるように撮ること、露出を固定することです。
もっとも簡単なのは最新のスマホや一部のデジタルカメラに搭載されている、カメラを水平にスイングさせるだけでその場でパノマラ合成してくれる機能を使うことです。
1枚の写真に同一人物を何回か登場させたり、被写体の一部をわざとビヨーンと伸ばしてみたりと、おもしろ写真が簡単に撮れるのもこの機能の特徴なので、いろいろと遊んでみるのも楽しいですね!