八王子市中町に今月3日、まちなか休憩所 八王子宿(しゅく)がオープンしました。

中心市街地の散策時やイベント、祭り時などに気軽に立ち寄り、ひと休みができる無料の休憩所として話題になっています。
八王子駅北口から西放射線ユーロードに進むと、所々に目印の案内板が

その通りに路地を曲がると、中町の風情に合わせて黒塀をイメージした建物が見えてきました。
入り口には八王子織物による手作りの店頭幕が掲示されています。
早速、中に入ってみましょう。

まちなか休憩所 八王子宿は、フリーWi-Fi対応の休憩スペースのほか、「だれでもトイレ」や授乳、おむつ替えができる「赤ちゃん・ふらっと」、パウダールームなどを備え、誰でも無料で利用することができる施設。

1階の一部は八王子商工会議所による物販コーナーがあり、八王子にゆかりのある商品が並びます。
2階は市民の芸術展示や映画上映、セミナー、講習会などに活用できる「まち・なかギャラリーホール」(運営=八王子市まちづくり公社)があり、現在は日本遺産認定記念パネル展を開催中です(10月末まで。延長の場合あり)。

名称の「八王子宿」は、江戸時代に整備された甲州街道沿いに形成された15の宿場の総称。
中心市街地が、宿場町や織物のまちとして発展してきた歴史を踏まえて名付けたもので、市民や来街者が集う憩いの場、交流の場になるとともに回遊を促進する目的も込められています。

「これまで市民の方からのご要望が多かった、まちなかでの休憩スペースやトイレ、授乳・おむつ替えスペース等を備えた施設が完成しました。バリアフリー対応で、どなたでも利用できますので来訪の際はぜひお立ち寄りください」と同市拠点整備部市街地整備課の大山崇さん。

利用時間は1階が午前10時〜午後7時。
2階が午前10時〜午後8時(2階は使用申し込みがない場合閉館)。
休館は毎月第4水曜、年末年始(12月29日〜1月3日)。
問い合わせは、市街地整備課へ。