八王子在住の彫刻家竹田光幸さんの私設美術館を訪ねて

多摩美術大学名誉教授で八王子在住の彫刻家・竹田光幸さん(77 歳)。 八王子市諏訪町に自宅とアトリエを構え、2013年に48 年間勤めた同大学を退職する期に、地域の人たちにもこれまでの作品や、現在の創作活動を見てもらおう […]

多摩美術大学名誉教授で八王子在住の彫刻家・竹田光幸さん(77 歳)。

八王子市諏訪町に自宅とアトリエを構え、2013年に48 年間勤めた同大学を退職する期に、地域の人たちにもこれまでの作品や、現在の創作活動を見てもらおうと自身の夢だった「竹田光幸木彫刻美術館」を開設しました。

「アトリエは自分の小さな城として一番落ち着く場所」と話す、彫刻家の竹田光幸さん

秋の一日、私設美術館を訪ねて… 

竹田さんのアトリエ、竹田光幸木彫刻美術館は諏訪神社のほど近く、閑静な住宅街にあります。

記者が訪ねると竹田さんご夫婦(奥さんも芸術家)が迎えてくれました。 

エントランスや中庭には、小さなブロンズ像や石の彫刻等が点在し、四季折々の花や庭木とともに楽しむことができます。

そしてアトリエ内へ進むと、竹田さんが50年間にわたり、それぞれの年代で制作した具象、抽象的な木彫刻の大作が展示されています。 

室内展示の様子。人差し指をケヤキの板材を使って制作したCREATION(1996 年制作)は高さ3 メートルを超す大作=手前

中でも、巨大な手像木彫刻にはただただ圧倒。

今にも動き出しそうな躍動感のあるその〝手〞は、日本建築のようなくぎを使わない「木組み」「寄せ木」の手法で作られているそうです。

野外展示の一部。木や鉄、石などの小作品が並ぶ

分割された複数の木材を組み立てているため再び分解が可能で、竹田さん独自の木彫刻手法とスタイルと言えます。

手像をじっくり観察していると不思議と「人」のようにも見えてきました。

竹田さんの創作活動の原点とは 

郷里は富山県射水市(旧新湊市)。

毎年、曳山の祭事には実家の鉄工所前で山車が組み立てられ、祭りが終わると分解される光景を子供ながらに興味を抱いて見ていたそうです。

「その時の感動が彫刻活動の原点」になっています。

街なかで見られる木彫刻 

このほか、八王子市内で見られる竹田さんの木彫刻作品は、日本の伝統的な柱をテーマに制作した「樹下に集う」がオリンパスホール八王子グランドホワイエに、人と自然の豊かな融合の語らいをイメージした「創造」がクリエイトホール1階ロビーに、国際平和年記念彫刻として作られた「永遠―愛―」がエスフォルタアリーナ八王子に設置されており、身近に触れることができます。

竹田光幸木彫刻美術館
住所/東京都八王子市諏訪町233‐60
電話/042-651-6829
開館は土、日曜の午前10時~午後5時。
完全予約制
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