地場野菜の魅力を知って、楽しく調理して、おいしく食べて、多世代と交流して、ママの笑顔を応援したい!
こんなユニークな活動をしているのは、NPO法人市民サポートセンター日野。
今年2月、「東京都共助社会づくりを進めるための社会貢献大賞」の大賞を受賞。
地元の特産である野菜を活用し、多世代の交流や地域の活性、子育て支援につなげています。

日野の野菜=“日野菜”地産地消で子育て支援
地産地消と子育て支援とをつなげるきっかけになったのは、2013年に行った幼児の母親を対象にしたアンケート。
食材に安心・安全、鮮度を求める一方で、買い物はスーパーですることが多く地場野菜との接点が少ないことや、野菜を取り入れた子供用メニューに苦戦する母親たちの姿が浮き彫りに。
そこで、子育て中の母親に地元で採れる野菜の魅力をもっと知ってもらい、一緒に調理方法を考え、広めることで、子育てならではの食の悩みにアプローチ。
地産地消の推進や多世代交流にもつなげたいと、コミュニティカフェを企画。
日野産野菜を“日野菜”(ひのさい)と名付け、2014年に日野菜キッチンカフェ事業としてスタートさせました。

担い手として育成しているのが“日野菜ママ”。
生産者と交流し、日野菜について学び、メニューを考案しています。
毎月第3木曜に開催する「日野菜キッチンカフェ」(多摩平の森ふれあい館3階)では、調理を担当。
日野菜の魅力を発信する役割も担っています。
日野菜たっぷりの食事を日野菜ママと交流しながら食べることができる同カフェは大人気。
参加するには事前申し込みが必要です。
近隣のシニア層の利用も多く、多世代交流の場としてにぎわいます。
現在は、新型コロナウイルス感染症対策のため、休止中ですが、秋頃再開できるよう準備を進めています。
こだわりのレシピ冊子を2冊発行
「日野菜ママのレシピの秘密は、旬、時短、50度洗い、皮も使うの4つにこだわっている点です」と話すのは、同センター理事の増井乙女さん。
栄養士・食育指導士の資格を持ち、日野菜ママの活動をバックアップしています。

「忙しいお母さんのため積極的に電子レンジを使って時短を実現。
素材のおいしさが高まると言われている“50度洗い”は、実際に実験し、効果を実感。
野菜やお肉、お魚にも取り入れています。
また、皮ごと調理して栄養も無駄にしません。
皮をむく場合は、皮をキンピラにしていただきます。
レシピはこれまでに2冊発行。
HPでも公開していますので、ぜひ挑戦してみてください」と。

オリジナルレシピ冊子のプレゼント
日野菜キッチンカフェのオリジナルレシピ冊子を2冊セットで、先着20 人にプレゼント。
はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、
〒191-0062 日野市多摩平2-9 多摩平の森ふれあい館2 階
NPO法人市民サポートセンター日野「日野菜キッチンカフェ」係へ