「日本遺産」とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもの。
2015年度から認定が開始され、今回、八王子市の「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都物語〜」が東京都で初めて認定されました。

八王子の礎は、戦国時代末期に関東の覇権を握っていた北条氏の名将・北条氏照が城下町を築いたことにさかのぼります。
氏照が武運を祈願し、桑都と称された八王子の養蚕農家や絹商人が霊山としてあがめ、信仰してきた高尾山。
その歴史や文化が連綿と受け継がれていく、というストーリーがこのたび、評価、認定されました。
ストーリーを構成する文化財の中には、火渡り祭、国史跡の八王子城跡、伝統工芸品の多摩織など29件が含まれています。

石森孝志八王子市長は「豊かな自然と歴史文化は市民の誇りです。今後も、市民の皆さんとともに郷土愛を育みながら、ふるさと八王子の魅力を内外に発信し、未来へとつながるまちづくりを進めてまいります」とコメント。