江戸時代末期の川越城下図と、現代地図を重ねた「川越城下かさね地図」が6月1日に文星舎(櫻井印刷所)から発売されます。

原図は武家名が記載された、狩野文庫「川越城下図」(東北大学附属図書館所蔵)。
この江戸時代の地図と現代の地図を重ねて見られるように、現代の川越の数値地図や明治前期の地図をもとに、実際の地形や位置関係に合わせて川越城下図の情報を編集し、実地形に沿った江戸時代の地図を作成しました。

城下の範囲は「第一図 川越城周辺」「第二図 一番街周辺」「第三図 喜多院周辺」の三区分。
形がつかみにくい川越城の全貌や一番街周辺の当時と今の町名の漢字の違いなど、江戸時代の地図を透かして眺めながら、今の街の様子を重ね合わせることができます。
また、製本は温もりを感じる伝統的な和綴。
「約5年をかけて制作しました。外出ができる時期になったら、風情ある和綴の地図を片手に、古の街の姿に想いをはせながら小江戸散策をお楽しみください」と同社。
川越の見所を紹介した「名所コラム」も付いています。B4、28頁。価格は3,300円。
予約は文星舎へ。櫻井印刷所本社で通常販売もします。