ラジオやテレビから流れてくる「君が吉川美南〜♪」のフレーズに驚いた人も多いのでは。
いま埼玉県民から熱い支持を集めるシンガーソングライター、間々田優さんに曲の誕生秘話や音楽への思いを聞きました。

―「吉川美南」誕生の経緯を教えてください
2年前の冬、初めて武蔵野線に乗ったとき吉川美南駅を知りました。
「よしかわ みなみ」なんて女性の名前みたいだなと思ったら、ちょうど目の前に女の子が座っていて、それにインスピレーションを受けて作った曲です。
今年2月発売のミニアルバム「平成後悔」に収録して、ラジオでかけていただいてから、「女の子の名前?」とか、地元の方や鉄道ファンの方には「あの吉川美南駅のこと?」って、プロモーションビデオを検索してくれたり、SNSで拡散も増えて大きな反応がありました。

特に埼玉のFM Nack5(ナックファイブ)には今もリクエストが多いみたいで、うれしいです。
―どんな反応がありましたか
3月に、吉川市長から市役所にご招待いただきました。
市長室で歌わせていただいたら職員の方が次々に集まってきてくれて、楽しかったです。
ラッピーランド(※)にも行きました!
SNSで正真正銘の「吉川美南さん」とつながったり、吉川美南駅に「聖地巡礼」してくれるファンの方が増えたり、吉川のお隣、越谷市のコミュニティFM「こしがやエフエム」にも出演させていただきました。
※JR吉川駅前にある、吉川の特産品をそろえたショップ
―アルバムも好評ですね
「平成後悔」収録曲からは、テレ玉(テレビ埼玉)の音楽番組「HOTWAVE」3月度テーマソングに「赤い月・ウサギ」が、情報番組「マチコミ」の4月エンディングテーマに「吉川美南」が、「ニュース545」の4〜6月のエンディングテーマには「平成最後」がタイアップいただいています。
そして「バカヤロー」という曲は、今年の秋に劇場公開予定の映画「はぐれアイドル地獄変」の主題歌に決定しました。
今から楽しみです!

―最後に今後の目標と、読者にメッセージを!
「吉川美南」という曲がこんなに埼玉の人たちに親しみを感じてもらって注目されて、想像もしていなかった出会いが生まれて、本当にうれしいです。
必ず未来につながる活動をしていきます!
今、不安な状況だったり元気が出せなかったりする人も、会えたりつながることができた人には私がもらった「希望」を分けられるように、皆さんに音楽を届け続けていきたいです。
間々田優(ままだ ゆう)
2008年デビュー。休止期間を経て15年秋から音楽活動再開。今年2月にスタートした全国ツアー「美良政次・間々田優・中村ピアノ 令和“歌唄い”三人旅」は無観客配信ライブなどで継続中(最新情報は公式サイトやSNSで確認を)