ころんと丸くて、涼しげなコケ玉。存在感があるのに、手軽に作れてお手入れも簡単です。埼玉の園芸家・臼井勝美さんに、作り方を聞きました。

【用意するもの】
ピートモス(改良用土)、ハイゴケ、観葉植物や山野草など好きな植物、龍のヒゲ、キッチンペーパー、黒い綿糸、ハサミ、受け皿
作り方
①植物をポットから取り出し、土の上の角をハサミで取り、余分な根も切る。仕上がりの景色を想像しながら、手でなめらかに土を丸く整える。

②整えた土をキッチンペーパーで包み、糸でランダムに巻き、さらに龍のヒゲを景色のいい場所に巻き込みながら、ピートモスを巻きつける。時々底をトントンとテーブルに打ち付けて丸く固める。

③さらにハイゴケを黒い糸で巻いていく。

④出来上がったコケ玉を水を入れたバケツに沈め、気泡が出てこなくなったら引き上げる。

育て方
適度な水分と光を好むので、日中は日に当て(強い西日は避ける)、乾いたら水を吹きかけ、2〜3日に一度水バケツに沈めるのがこつ。

「今回作った山アジサイは素朴で可憐な花が咲きます。また、コケ玉は趣があり、作る人の個性が表れるのも面白いですね。小さな動物のオブジェをあしらうのもおすすめです」と臼井さん。