所沢市の米軍所沢通信基地を東西に横断する東西連絡道路(市道3-1114号線)が完成し、3月28日に開通しました。

同道路は防衛医科大学校病院の東側に位置する延長約580m、幅16mの片側1車線で、約97haの基地の中央を分断。
今後は基地を迂回せずに住宅地から公共機関への往来が可能になり、救急搬送時間が最大約3分短縮し、救急救命率向上が期待されます。
道路用地返還の要望書を提出してから44年が経過。
使用中の基地の一部返還は全国でもまれなケースだったことから、多くの議論を要し、国が約59億円、市が約14.7億円(内道路建設費は約3.5億円)を負担しています。
藤本所沢市長は「市民悲願の道路が開通したのは喜ばしい。今後、基地全面返還の早期実現を目指す」と話しています。
同道路用地の正式返還が実現すれば、38年ぶり、第4次返還となります。