職員と利用者が協力してやさしい食べ心地のパンを多彩に焼き上げ、区役所のピアショップなどで販売。
みんなを笑顔にしているのが多機能作業所・大宮ゆめの園です。

「パンづくりは量る、丸める、成形する…といった何工程もの作業を手早くこなし、根気が必要です」と、同園リーダー支援員の佐々木希さん。
職員と知的障害などを持つ利用者が役割分担を工夫し、1日約30種類ものパンを焼いています。
利用者は「仕事が大好き」と、社会人として働く喜びを感じています。

10年前に生地づくりをプロの協力で学び、以後は職員が研究を重ね、新しいパンを開発。
職員には管理栄養士や製菓衛生師もいて、「福祉施設の製品だからではなく、純粋に美味しいから食べていただける商品に。
ピアショップでは、待っていてくださるお客様もいて、『完売したよ!』と喜んで帰ってくる利用者も」と佐々木さん。

高齢者施設への販売もあり、パンはソフトで食べやすく仕上げています。
おすすめは、軽やかな生地にパリッとしたシュガー層のハーモニーが楽しめるクロワッサン(シュガー)2個150円、ヘルシーな玄米食パン1斤200円など。
クッキーなどの菓子もあります。
販売は火曜に西区役所、水曜にさくら区役所、金曜には大宮区役所、あいぱれっとなどの公共施設で。
2月24、25日に浦和コルソで開かれるクッキーバザールにも出展。