東京パラリンピック大会で活躍が期待される、埼玉県ゆかりのアスリートをご紹介。
今回は車いすラグビー選手の「倉橋 香衣(くらはし かえ)」さんにお話を伺いました。
車いすを全力でぶつけ合う迫力に引かれて…
大学時代、トランポリンの練習中に頸髄を損傷して車いす生活に。
それでも「起きたことは仕方ない。リハビリをして、できることが増えていくのがうれしかった。ずっと運動部だったし、これからは何のスポーツをやろうかな〜って」と、驚くほど前向きな倉橋さん。
「車いすを全力でぶつけ合う迫力に引かれて」この競技を始めました。

競技は障害の重さによる持ち点制で、女性には加点があるため、倉橋さんが出場するとチームの持ち点が増え、戦術の幅が広がります。
倉橋さん(ローポインター)は相手の攻撃をブロックし、味方がゴールしやすいように道筋を作るのが役目。
「ぶつかるのは全然怖くないです。男性に当たり負けないように、体重を増やしてパワーとスピードの強化に力を入れています」
全体が見渡せる生観戦で、ぶつかる音も体感!

競技の見どころを尋ねると、「テレビ中継では得点を決めるハイポインターが注目されますが、その前に私たちローポインターの動きが分かると一層面白くなります。だからコート全体を見渡せる生観戦がお勧め。何より車いすがぶつかり合う迫力の音を体感してください!」