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今年の読書週間は、絵本にチャレンジしてみませんか?
くまざわ書店の3人の店員さんがお薦めする「大人が楽しめる絵本」。
人生経験を積んだ大人だからこそ、新しい発見や心を打つものがあるはず。
秋の夜長を楽しむ一冊にいかがでしょうか。
『100 万回生きたねこ』
作・絵 佐野洋子 講談社 1,540円

100万回死に、100万回生きたねこが、一匹の白ねこに出会い、たどりついた幸せの形とは―。
一度きりの人生をどうやって生きるのか。
大切なモノを失った時、なぜ悲しいのか。
悩んだり、乗り越えたい時に読んでほしい一冊です。
今は、ネットでも本を購入できますが、書店で紙質や手触り、色合いなどを確かめて好みの一冊を見つけるのも楽しみ方の一つとして、オススメです!
『わすれられないおくりもの』
作・絵 スーザン・バーレイ 訳 小川仁央 評論社 1,320円

誰からも慕われていたアナグマが、皆に残した贈り物。
悲しみに暮れる中、やがて残された者にできることに気づきます。
大切な人を失った悲しみとの向き合い方を学ばせてくれる絵本です。
贈り物に込められた絆が心にしみる優しい物語です。
書店は、自宅の次に落ち着く場所。この本は、大学で司書の勉強をしている時に出合いました。大切な人が増えた大人にこそ、読んでもらいたい一冊です。
『たいせつなこと』
作 マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵 レナード・ワイスガード
訳 うちだややこ フレーベル館 1,320円

どんなモノにも役割があり、大切なこともそれぞれ。
あなたにとって大切な事とは―。
ゆっくり音読してみてください。
内田也哉子さんの透明感のある訳が、すうっと心にしみてきます。
贈り物にも最適。
児童文学を独学で学ぶほど絵本が好きです。本選びでお困りの時は、お好みやご要望に合わせてお選びしますので、ぜひお声掛けください。