8月8日は、国際動物福祉基金が制定した「世界猫の日」。
行政や民間の垣根を越えて、温かい地域の輪が広がっています。
この機会に猫をはじめ、動物とのふれあい方や関わり方についてもう一度考えてみませんか?
愛護事業とは
さいたま市動物愛護ふれあいセンターでは、犬や猫の譲渡やふれあい教室、犬のしつけ方教室や講座の開催等、さまざまな活動を通じ、動物愛護精神の普及啓発を図っています。

ふれあい教室では、動物との正しい接し方を教わりながら、散歩体験やふれあい体験が行えます。
近年、動物愛護精神への理解の高まりを感じるという同センター職員の名塚さんは「センターには、飼い主が手放した、迷子になった等の理由で犬猫が入ってきます。適正飼養の普及啓発を図る等して、そういった犬猫をゼロにしたいです」と話します。

飼い主のいない猫を増やさないために
さいたま市内在住の人が、同市内に生息する飼い主のいない猫に、去勢・不妊手術を行った場合、手術費用と感染症予防等その他の処置に係る費用の一部を助成する制度が、今春から同センターの管轄となりました。
「どうすれば人と猫がうまくやっていけるのか、困っている人の話を聞き、一緒に考えてゆきます」と同センター職員の戸村さん。
助成額や諸条件、助成までの流れ等は同センターHPで確認を。問い合わせは、さいたま市動物愛護ふれあいセンターへ。
さいたま市動物愛護ふれあいセンター
住所/埼玉県桜区神田950の1
電話/048-840-4150
休館/月曜(祝日の場合は翌火曜も休館)、祝日、年末年始
※日曜は犬や猫等のふれあいのみ開館
猫と遊ぶ時間が保護活動に
保護猫カフェねこかつ大宮日進店では、行き場のない猫の保護やケアを行い、人と共生するトレーニングをしながら家族探しを行っています。

多くの人に浸透した「就活」や「婚活」という言葉のように、保護猫活動という意味を持つ「ねこかつ」も広く浸透してほしい、という思いで名づけられました。

カフェにいる猫は皆、譲渡が可能な猫たち。
希望する場合はスタッフに声をかけ、条件や譲渡までの流れ等、詳細を確認出来ます。

譲渡会は、おおよそ週に一度各地で行われており、川越店と合わせて年間300匹以上が、里親に引き取られています。
スケジュールはHPで確認を。
「譲渡会が啓蒙活動の場にもなっていると感じます。これからもより一匹でも多くの猫を里親さんのもとへ届けられれば」と同店スタッフの熊倉さん。
問い合わせは同店へ。