【完全公開⁉】日野市の絶対に人に見せてはいけない職員手帳

今年2月に日野市の全職員に配布された1冊の青い手帳。表紙には「絶対に人に見せてはいけない」と書かれていました。職員へのアンケート結果に基づいた内容は本音トークばかり。今回の取材ではこの手帳を完全公開、制作の裏話を聞きました。

公開日:2019/07/12 696 view


今年2月に日野市の全職員に配布された1冊の青い手帳。

表紙には「絶対に人に見せてはいけない」と書かれていました。

職員へのアンケート結果に基づいた内容は本音トークばかりで、もしかしたら本当に「見せてはいけない?」と思った人も。

今回の取材ではこの手帳を完全公開、プロジェクトチームに制作の裏側を聞きました。

色や質感までこだわり抜いた職員手帳

住みたい街ランキング圏外⁉


「住みたい街ランキングで、日野市は圏外だったという現実。

市のPRをやっていないわけではないのに……と考えた時、まずはその魅力を語るべき日野市職員をワクワクさせなくては、と気付いたことが職員手帳制作のきっかけでした」。

そう語るのは同市の広報を担当する塩入広樹さん。

広報の塩入さん、 元は国保の担当だったそう


部署の垣根を超えた11人のプロジェクトチームがまず取り組んだのは、職員の本音を知るためのアンケートでした。

給与や賞与明細に忍ばせて告知した専用サイトから完全匿名で回答してもらい、集まった600の答えから選び抜いたものが掲載となりました。

いい意味で公務員らしくない


手帳の構成は日野市に関する質問に職員が回答するという形式で、イラスト入り。

その内容がいい意味で公務員らしくない、それが完成版を目にした多くの人の感想でした。


例えば、「新しい橋かけてよ」の質問に一般的な模範解答ならば「大切なご意見として頂戴します」といったところですが、この職員手帳では「今の橋を渡りましょうよ。回り道すると、新たな発見があるかもしれないですよ!」(技術職、50代男性)と、ユーモアあふれる答えが掲載されています。

思わず本音が……


ほかにも少し攻めた内容、自虐めいたものなどもあります。

確かな手ごたえ


予想をはるかに超えた反響を呼んだこの手帳は、5月に書籍化され一般書店で購入できるようになりました(1,296円、東邦出版)。

手帳の色もデザインも洗練され、タイトルに反して誰にでも見せたくなる手帳。

その費用対効果は「十分すぎるほどあった」そうです。

多彩なキャラクターの登場で飽きさせません


何よりも自分の居場所をもっと愛せるようになったと感じる職員が増え、面白い企画を実現できる風通しの良い日野市をPRできた効果も大きいのではないでしょうか。

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