風を感じ自然を感じる、360度のパノラマの世界が体験できる熱気球。
埼玉県所沢市の所沢航空記念公園で、熱気球の搭乗会が毎月開催されています。
毎月体験搭乗が行われているのは首都圏では唯一のスポットです。

1万5000人が体感
所沢航空記念公園で毎月開催されている「ふわり熱気球体験!」。
今年で11年目を迎え、これまでの搭乗者は約1万5000人に上ります。
運営を行っているのは「熱気球運営機構AirB(エアビー)」。
会長の町田耕造さんは所沢市在住で、日本に熱気球を広めた第一人者として知られています。

「熱気球で人と自然をつなぎたい」と全国を飛び回っています
全国5地域で華麗なフライトテクニックを競う熱気球大会の運営を行うなど、多くの人に熱気球の魅力を伝える活動を行っています。
家族連れに人気
航空公園の搭乗体験は気球をロープで係留し、安全に上空約15㍍の浮遊感を体感できるもの。
小さな子どもから高齢者、車いす利用者も一緒に搭乗できるのが魅力です。

参加者の多くは家族連れで、バーナーの熱によって気球が浮いた瞬間と上空で360度の景色が見えた瞬間は、歓声があがります。
熱気球は天候の影響を大きく受けるので、小雨やちょっとした風でも球皮が膨らまず搭乗中止になる時もありますが、それも自然の力を実感できる貴重な体験です。
夏休みの思い出や研究課題に
夏は特に搭乗希望者が多く、整理券を配り始める朝6時40分には100人近くの列ができていることがほとんど。
非日常の体験は夏休みの思い出になり、熱気球が浮き上がる原理を夏休みの研究課題にする子どもたちも多くいるそうです。
「本物の体験から得た驚きや喜びは、子どもたちにとって何事にも代え難いものになります」と町田代表は話します。
熱気球体験開催日
今年の開催日は7月7日、8月11日・25日、9月1日、10月20日、11月10 日、12月8日・22日。
受付毎回午前6時40分から、搭乗は7時〜9時。当日先着100人程度。
中学生以上2,000円、小学生・65歳以上・障がい者は1,000円、未就学児は無料(小学生以下の子どもは要保護者搭乗)。詳細は、AirBへ。