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所沢・入間・狭山・飯能エリアのショッパ ーは平成元年(1989年)6月1日に創刊。
当初の発行部数は10万部で、毎週木曜に発行していました。
買い物情報を中心にした紙面づくりで地元のお店を応援する一方、さまざまな分野で活躍する地元著名人によるコラム「武蔵野雑感」(平成28年に終了)や、歴史にスポットを当てた連載も人気を集めました。
地域とともに歩んできた30年、同様に30年を迎えた動物園、お店、小学校、ゆかりの人を紹介します。

30年前に弟子入り
本紙連載最長執筆者が三代目若松若太夫に!
ショッパー所沢版で最も長く連載寄稿を続けた執筆者といえば、小峰孝男さん。
平成3年〜5年の3年間で102回にわたり、史跡の写真とともに現代に伝わる歴史や伝説を紹介する「連載・所沢今昔往来」を執筆しました。

小峰さんは所沢市御幸町の商家の生まれで当時27歳。
所沢市史執筆専門委員も務めていました。
「毎週とにかく楽しんで書いていたことを記憶しています。
写真もなるべく自分で撮影し、紹介した史跡へ読者も行けるようバスでの行き方も記載するなど工夫をしました」と当時を振り返ります。
小峰さんの今のもう1つの顔は、東京都無形文化財指定の説経浄瑠璃師三代目若松若太夫。

平成元年に先代に弟子入りし、平成10年に襲名。
板橋区を拠点に、多数公演に出演。所沢でも年に数回公演が企画されています。
30周年記念でケープペンギン6羽来園
智光山公園こども動物園
狭山市立智光山公園こども動物園は、今年5月3日に全面開園30周年を迎えました。
公益財団法人埼玉県公園緑地協会が6年前に狭山市から指定管理の委託を受け、同園の管理運営にあたっています。

5月末現在、飼育されている動物は93種953点。
エサやり体験やふれあいが行われ、動物の生活の様子やかわいい仕草を間近で観察できるよう工夫された展示で、小さな子どもから大人まで3世代で楽しめます。
子どもたちに特に人気があるのは、テンジクネズミ、ヒヨコ、ヤギ、ヒツジなどに触れることができる「ふれあいコーナー」。

名物の「テンジクネズミのおかえり橋」は、テンジクネズミの集団行動の習性を生かし、1日3回のふれあいタイムが終わるたびに、ゾロゾロと列をなして自ら小屋に帰る姿を見ることができます。
また、開園30周年記念として、「ペンギンビーチ」をつくり、6羽のケープペンギンを展示します。
伊東友基園長は「南アフリカ沿岸部に生息するケープペンギンなので、海岸からペンギンを眺めているかのような気分になれるようにデザインしました」と話しています。
ケープペンギンは6月29日から展示予定です。
智光山公園こども動物園
住所/埼玉県狭山市柏原864の1
電話/04-2953-9779
休日/月曜定休
料金/入園料大人200円、小中学生50円、未就学児無料
好景気で沸いた時代
丸広入間店も30周年
埼玉県の老舗百貨店として9店舗展開している丸広百貨店は、今年創立70周年。
うち入間店は30周年を迎えます。開店当時はバブル景気でした。
現在の店長は、昨年3月に入間店に配属になった、婦人服担当出身でバイヤー職などの経歴を持つ筒井規善さん。

「私が入社した翌年に入間店がオープンし、当時は、『入間に百貨店がやってくる!』とメディアで特集が組まれるほど大きな反響を呼んでいました」と店長。
「お客様の生活に関われるのが百貨店の仕事の醍醐味。
お客様の1回1回のお買い物がより心地よい時間になるよう気配りに努め、30周年の感謝の気持ちを込めた接客をこれからも続けます」と話しています。
同店では、お中元ギフトセンターが開設中。
6月28日からクリアランスセールが開始します。
丸広入間店
住所/埼玉県入間市豊岡1の6の12
電話/04-2963-1111
鐘の音とともに30年
所沢市立東所沢小学校
所沢市立東所沢小学校は、児童増加により柳瀬小学校を2分して設立された市内32番目の小学校。
今年30年目に入り、記念行事が行われています。

開校当時の児童数は15学級462人。平成20年に24学級818人とピークになりましたが、現在は19学級561人が在籍。
「すすんで学ぶ子。思いやりのある子。たくましい子」を学校教育目標に、保護者の協力を得ながら地域とも連携した教育活動が行われています。
同校のシンボルとなっているのが、校歌にも「鐘よ 鳴れ 鳴れ みどりの学びや…」と歌詞にでてくる「鐘」。
定刻になると鐘の音が地域一帯に響き渡り続けています。
鈴木克彦校長は「今後も地域に愛され、信頼される学校を目指し、教職員一同がんばっていきます」と話しています。