モーツァルトやヴェルディ、プッチーニが作曲した有名オペラを多くの人達に広めたいと、町田を拠点に1,000円コンサートやオペラ公演等の活動を続けてきた町田イタリア歌劇団が10周年を迎えました。
節目の年に上演する「アイーダ」公演に、前回に引き続きアムネリス役を射止めた相模原市在住の髙橋未来子さんが出演します。

町田イタリア歌劇団10周年記念オペラ「アイーダ」が7月28、8 月3、12日各午後1時から、町田市民フォーラムで開演。
「大舞台で演じられることの多い演目だが、舞台と客席が近いホールでもスケールの大きさを感じてほしい」と町田イタリア歌劇団主宰の柴田素光さん。
サッカー日本代表の応援歌としても知られる2幕の「凱旋行進曲」は、トランペットの生演奏が聞きどころ。全席指定で3,000円。
正統派の声で王女を演じたい
相模原市の髙橋未来子さん
ベテランが勢ぞろいする中、28日にエジプト王女のアムネリス役で出演する髙橋未来子さん。

髙橋さんは昭和音楽大学声楽学科卒業後すぐに同団主宰の柴田さんと知り合い、同団の2回目公演からコーラスで参加するように。
町田で歌いながら、ピアノやエレクトーンの講師をしていましたが「歌いたい」という思いが大きく膨らみ、歌に専念するように。
今までに、第20回日本クラシック音楽コンクール全国大会での入選や、第8回東京国際声楽コンクール第2位、第24回日本クラシック音楽コンクール全国大会第3位といったコンクールにも出場。
また、メゾソプラノという貴重な声のパートを担当していることもあり、これまでにオペラ・カルメンや、蝶々夫人、フィガロの結婚等、同団での多くのオペラやコンサートに出演し研さんを積んできました。

出演数が増えたことも「ラッキーでした」と髙橋さん。
アイーダでは、5周年のときにも演じた同じ役として「前回より言葉や音楽をさらに研究して、感情込めて魅力的に演じたい」と話す髙橋さん。
今年1月には藤原歌劇団本公演「ラ・トラヴィアータ」でデビューすることができ、9月5〜8日には新国立劇場オペラパレスで開催される藤原歌劇団公演「ランスへの旅」への出演も決まりました。
「これからも町田をホームタウンとしてたくさんの演目に出演をしていきたい」と意欲を燃やします。
コンクールにも挑戦して「育ててもらった恩返しをしながら成長できたら」とも。