【大和】江戸時代の庶民の暮らし伝える―大和市郷土民家園

八王子市から町田市・相模原市・大和市を経て横浜市に至る絹街道とも呼ばれている街道沿いの大和市上草柳629-1泉の森内に、江戸時代の庶民の生活を残す大和市指定重要有形文化財の大和市郷土民家園があります。


日本の原風景にあるようなかやぶき屋根の古民家は、なぜか懐かしい気持ちにさせてくれます。

八王子から横浜へ絹糸を運ぶ道として利用された絹街道沿いの大和市に、江戸時代からある古民家が移築保存され、当時の農家体験ができる施設があります。

大和市内に残る最古の住宅という旧小川家

八王子市から町田市・相模原市・大和市を経て横浜市に至る絹街道とも呼ばれている街道沿いの泉の森内に、江戸時代の庶民の生活を残す大和市指定重要有形文化財の大和市郷土民家園。


八王子市深見では、1826年には養蚕を行っていたという記述が見つかっており、普及したのは明治時代に入ってからです。

1887年〜1897年ごろには養蚕は最盛期を迎えますが、第2次世界大戦の影響でカイコの餌となる桑畑が開墾され、戦後も都市化の進行や産業の変化により1994年で大和市域の養蚕農家はなくなりました。

カイコを知ろうの講義=写真は前回


江戸時代半ばから1984年まで実際に使われていた市内上和田の久田地区にあった大和市現存最古の古民家、旧小川家と、江戸時代末期から1986年まで使用されていた下鶴間の公所地区にあった旧北島家の2棟の古民家をそれぞれ建てられた当初の姿に復元し、1994年に同園が開園しました。

かやぶき屋根の母屋造りで養蚕農家だったという旧北島家


農家だった旧小川家では、唐箕(とうみ)や鋤(すき)等、昔の農具の展示、養蚕農家だった旧北島家では機織り機や糸車等、養蚕に関する物品を主に展示しています。

桑の葉を食べるカイコの幼虫繭


年間行事展示は正月・繭玉団子・お雛様・七夕・十五夜等の飾り展示と端午の節句やお盆の砂盛りで、園内には古民家の雰囲気に合わせた季節の植物が咲いています。

子供向けイベントカイコと繭体験


同園でカイコの飼育は2001年から行っており、7月17日〜8月12日に旧北島家内でカイコの飼育展示

繭工作は2010年から始まり、カイコの生態と飼育方法についての講義や工作等、子供向けに体験できるイベントを実施しています。 

8月10日午前10時〜正午は「夏のまゆ工作体験」

繭を使って人形づくり=写真は前回


展示イベントの「カイコの飼育展示」で生産したカイコの繭を利用して、生糸取りやその年の干支(今年はイノシシ)を模したものを工作体験できます。

大和市郷土民家園
住 所/神奈川県大和市上草柳629-1

工作体験申込み
電 話/046-260-5790
開 園/午前9時〜午後4時30分
   月曜休園(月曜祝日は翌日休園)
参加料/200円

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