この春、八王子を活動拠点とした女子バスケットボールチーム「東京シルキーエアーズ」が誕生。
東京都社会人バスケットリーグに所属し、本格的に活動を開始しました。
女子リーグ最高峰であるWリーグ参戦を目指し、日々練習に励んでいます。

「八王子には全国大会で優勝するほど強い中学校チームがあり、実は女子バスケットが盛ん。
バスケットに専念できる環境を求めて、近郊の地方都市へ進学する子も少なくないのですが、高校や大学を経て、いざ地元に戻ろうと思っても、本格的な社会人女子チームがなくて。
実力のある選手の受け皿を作りたかった」と話すのは、チームの運営会社・シルキーエアーズ代表の林勝彦さん。

(前列左から)21寺田百、8澤井葉月、5福田桃子、17柳澤妃( 敬称略)
チーム名は、絹の街・八王子で誕生したことから”シルキー”を。
“エアーズ”には、東京全域へ羽ばたくように活躍してほしいという願いを込めているそうです。
ヘッドコーチには、東芝や日本航空など強豪実業団チームを指導してきた荒順一さんを招聘(しょうへい)。
選手は、スカウトやトライアウトを実施し、現在、8人が所属しています。

選手2人に聞くチームの特徴
小松さやか選手は、Wリーグでプレーしてきた実力者。
チームの特徴について、
「身長があまり高くないチームなので、スピードのあるプレーを心掛けています。
チームワークが良く、緻密な連携が必要な”エイトクロス”で攻撃できるのも強みです」と。

キャプテンの澤井葉月選手は、
「活気があって、雰囲気がとてもいい。
練習は、週3回と多くないですが、自主練や筋トレでフォローしています。
まずは、一つ一つの試合で結果を出すこと。
夢に向かって、確実に実績を残したい」と、意気込みを語ります。
男子リーグとの違い挑戦は始まったばかり
男子のBリーグは、戦力別にB1〜B3で分かれ、入替戦がありますが、女子のWリーグは、下位リーグとの入替戦はなく、実績と財務状況などの審査等で加入が認められます。
東京シルキーエアーズがWリーグに参戦するためには、現在の都道府県リーグで結果を出し、地域リーグへ昇格。
そこで上位となり、チャンピオンシップ対決でも結果を出すなどの実績が必要。
スポンサーなど財務面も課題となります。
「オーナーズクラブ、ファンクラブなども検討しています。
始まったばかりの東京シルキーエアーズの挑戦をぜひ応援してください」と林さん。
今後の試合日程
【東京都社会人バスケットボールリーグ戦】
①6/30(日)10:00 北区赤羽体育館
vs 特別区
②8/18(日)16:00 所沢市民体育館
vs 第一生命
※詳細は東京シルキーエアーズのHPへ