シェアサイクルとは自転車共有(シェア)サービスのこと。
借りた場所に返却するレンタサイクルと違い、複数の駐輪場(サイクルポート)のどこからでも借りられ、返却も可能で、気軽に利用できるのが魅力。
全国で拠点が増えています。今年、大和市と町田市でも導入に向けて社会実験が始まりました。

住宅地や観光スポット等でも
両市は全国にサイクルポートを設置し「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」を提供するecobike社と協定を締結。
利用者はスマートフォンにアプリをダウンロードして手続きし、15分60円または1日1,000円で利用。
一部電動アシスト自転車もそろえ、バッテリーは同社が管理し適宜交換します。
大和市
交通手段に自転車を利用することで、市内の回遊性を高めること等を目的に3月13日から開始。
坂道が少なく、交通手段に自転車を利用する市民が多く、中央林間駅や相模大塚駅等市北部に13カ所のサイクルポートを設置。

シェアサイクルは住宅密集地では実績が少なく、その需要を調べるためにも、同市では住宅地の多い市北部に設置。
3カ月が経ちますが、利用も多く評判はよいとのこと。3年程度社会実験を行い、実態に応じて今後の運用について検討するそうです。
大和市道路安全対策課
電話/046-260-5118
町田市
回遊性向上による地域活性化を目的に、4月24日から開始。
サイクルポートは中心部をはじめ町田リス園や小野路宿里山交流館等観光スポット他市内30カ所に現在設置中で、6月末までに完了し、以降も増加を予定。

起伏に富み南北に長い地形の同市では公共交通機関との連携促進や放置自転車対策、駐輪場整備軽減等の効果も見込んでいるそうです。
実験期間は1年間ですが、利用状況を考慮して継続する可能性も。結果は自転車用道路の整備等検討材料に。
秋にはシェアサイクルのイベントも予定。