可憐な花ながら、たくましく育つハーブ。
料理やアロマテラピー等、さまざまな用途で使われ、役に立つ植物としても知られています。
初夏を迎えるこの時季に、数々のハーブの花が楽しめ、摘み取り等ができる場所があります。

モナの丘では、さまざまなハーブの花が次々と見ごろを迎えています。
約2haの敷地には40〜50種類のハーブやバラが栽培されており、有機肥料で育てた野菜を販売する他、農園附属レストランも併設されています。
農業体験施設でもある同場では、自由に観賞できるだけでなく、植物に触れたり、スタッフが活用法等を教えたりしてくれるのが特徴です。
現在、あちらこちらに群生して開花しているのは白い花びらと黄色の花芯がじゅうたんのように広がるジャーマンカモミール。5月下旬までが時季で優しい香りも楽しめます。
例年6月初旬ごろには、高さ約3mのティートリーの木に綿毛のような花が咲きます。
「アロマオイル等では知られていますが、木そのものは、なかなか見られないのでは」とスタッフの市村さん。
続いてラベンダー畑では深い紫色の花が6月中旬から咲く予定で、末ごろまで花の摘み取りもできます。
そのままつるして飾りや香りを楽しめる他、ラベンダースティックを作るのもお薦め。
5月24日~31日は「ハーブ体験」
5月24〜31日にハーブ体験を実施。敷地内のハーブを歩いて巡り、カモミール、ミント等の収穫体験、さらに利用法もレクチャー。
最後は収穫したてのフレッシュハーブティーをいただきます。

「摘み取ってすぐのものは香りや味が全然違います」とも。ハーブの土産付きで参加費1,000円。午前10時と午後2時で定員は各5人。予約も可。
カモミールの摘み取りのみも行っています。収穫体験では、ハーブの他にも、露地栽培のイチゴがシーズンを迎えています。
桃薫(とうくん)という桃の香りがする種類で1パックに詰められるサイズの持ち帰りで1,620円。