黒と白の木のパズルを完成させてできるさまざまなパターン(図柄)をスマホ等の専用アプリで読み取ると画面に恐竜が飛び出してくる「ディノバーン」。
開発者の知育玩具メーカー・サンモリッツアーツ代表の森山惠吾さんに聞きました。

―20年以上、知育玩具の開発に携わり、数々のヒット作を生み出してきたという森山さん。定年後に起業した現在の会社ではどんな商品を目指しているのでしょうか?
これまでも今も変わりませんが、“手を使って作りながら考え、考えながら作る”おもちゃを届けたいと思っています。
手と脳は深く関わりあっているので、手を刺激することで脳を鍛え、育てることができるのです。

また、プラスチックよりもより良い影響を人に与えられると考えているので、素材は木にこだわっています。
多摩産材を使っている商品もあり、加工の一部は障害者就労支援施設にお願いしています。

―「ディノバーン」は見た目はシンプルな木のパズルですが、どんな商品なのですか?
木のパーツを棒に挿して積み重ね、市松模様のようなパターンを作ります。
その組み合わせは多数あり、スマホアプリなどで読み込むと恐竜の画像が飛び出すという仕組みです。

恐竜がバーンと出てくるので「ディノバーン」と名付けました。取り込んだ情報から恐竜の特徴などを知ることができる図鑑機能もあります。

―実際やってみると、パズルの完成は簡単ではないので、大人も遊べそうですね。
世代を超えて楽しめると思います。少し難しくても失敗したらやり直し、うまくいけば恐竜をゲットできる。
そういう体験を重ねていくうちに、子どもたちが得意なことと苦手なことに気付くきっかけになってくれれば嬉しいです。

八王子市内では八王子駅セレオの有隣堂、横山町のみなもとや、長房町のカフェ・マハロハ等で販売しています。