目 次
※2019年11月6日更新
知らない、分からないからこそ面白い。
正真正銘、取材日が初来館の女子2人で
新しい鉄道博物館の魅力が発掘できる楽しみ方を探しに行ってきました。
デートコースや、女子旅、家族でお出かけにもおすすめです。

まずは気軽に記念撮影、そのまま2階へ
〈本館2階〉
昨年のリニューアルで更に広くなった館内。
どこから見たら?何が面白いの?と、迷ってしまう人も多いはず。

メインエントランス横のお土産売り場は帰りのお楽しみに、まずは「ぽっぽや」の大きな彫刻や開館当初から来館者を魅了する美しいステンドグラスで記念撮影がおすすめです。
1階から順に回りたくなるところですが、ぐっと堪えて先ずはエスカレーターを上がり、2階へ向かいます。
壮大な車両ステーションを一望したら、日本最大級の「鉄道ジオラマ」を見学。
鉄道ジオラマは2017年に約1年もの期間を経て、すべて新しく生まれ変わりました。

新幹線は87分の1、在来線は80分の1サイズに再現され、仕切りガラスが取り払われた事で、こだわり抜かれた細緻な作りを間近に見られるようになりました。

臨場感あふれる走行音が聞けるのも魅力のひとつです。
1時間に一度、展示解説員が模型車両を動かしながら、実演・解説するプログラムも行われています。
あなたはどれが好き?
文化を肌で感じられる空間に感激
〈本館2階〉
ことば(文学・随筆・漫画)、映画、音楽、絵画や駅弁、駅そばといった食文化に至るまで、身近な鉄道にまつわる数々の文化に触れられる「鉄道文化ギャラリー」は必見。

「どれが食べたい?」と人気投票に参加するのも楽しい
パネルから作品を検索出来たり、人気投票に参加できたり、駅弁のショーケースを触ると詳細が確認できたりと、文化を肌で感じることができます。
紹介されているそれらは、最近の物から現在は販売されていないようなものまで様々。
全国各地の文化に触れ、小旅行に行った気分を味わえます。

駅弁の詳細がモニターに映し出されます
案内してくれた山﨑さんは、
「身近な文化に溶け込む鉄道に触れていただき、興味を持つきっかけにしてもらえれば」と話してくれました。
大迫力の実物車両展示も体験型で楽しもう
〈本館1階〉
いよいよ本館1階の車両展示を見学。
明治5年に鉄道開業に合わせて輸入した車両や国の重要文化財に指定されたものまで、多くの歴史を有しています。

中には実際に車両内に入れるものや、車窓からの景色を映像で再現し体験できるものも。

プロジェクションマッピング等最新の技術と融合することで、当時の様子を巧みに表現しています。
てっぱくならではのランチに舌鼓
館内は子ども連れにも嬉しい飲食持ち込みOK。
飲食可能なスペースも多く設けられています。

中でもオススメは、館内の駅弁屋で駅弁を購入、南館に続く広場の「ランチトレイン」内で食べるコース。
実物の特急電車の中で休憩・飲食ができるランチトレインで食べれば旅行気分を味わえます。
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他にも館内には、走行する新幹線を眺めながら食事ができる「ビューレストラン」や、ワンハンドフードが充実した「キッズカフェ」、食堂車をテーマとした落ち着いた雰囲気の「トレインレストラン日本食堂」等、鉄道博物館ならではのレストランやカフェがあります。
南館で「いままで」と「これから」に触れよう
〈南館2・3階〉
昨年のリニューアルでグランドオープンしたばかりの南館に移動し、鉄道の「いままで」と「これから」を見てゆきます。

3階「歴史ステーション」の導入部ではカラフルな錦絵がお出迎え。
6つに分けられた時代の特徴が、駅舎や展示資料に現れ、自然と時代の変遷を辿ることができます。
「鉄道に詳しくない方でも、視覚的に十分楽しんでいただけると思います」と山﨑さん。

より詳しく知りたいと感じたら、各スペースの奥の資料を閲読し、詳細な情報を得ることも可能です。
2階「未来ステーション」では、新しい展示手法を通して未来の鉄道の姿を疑似体験できます。

入り口で作成した自分のアバターがステーション内のモニターに出現し、未来の社会や鉄道を体験していきます。

自分のアイデアを投稿できるスペースもあり、子どもはもちろん大人も十分楽しめます。
肩ひじ張らずに
楽しめる工夫が盛りだくさん
館内には黄色のユニホームを着たボランティアスタッフがおり、様々な質問に答えてくれます。
日常生活に浸透する文化から、興味を持つも良し、全国の駅弁を食べて旅行気分を味わうも良し、と楽しみ方は自由自在。

雨が心配なこれからの季節も、屋内スペース充実の鉄道博物館なら安心です。