飯能市宮沢湖畔に今春「ムーミンバレーパーク」が誕生。
ムーミンの物語を追体験しながら、原作の世界観に浸ることができるテーマパークの魅力を、入園料1,500円で楽しめるスポットを中心に紹介します。
宮沢湖畔に広がるムーミンの世界
3月16日に宮沢湖畔にオープンした「ムーミンバレーパーク」。
森と湖に囲まれた自然の中、ムーミンの物語を追体験しながら思い思いの時間を過ごし、その体験から生まれる“自分の物語”を紡いでいく次世代型テーマパークです。
「物語の魅力や原作者トーベ・ヤンソンの想いに触れていただきながら、ムーミンの世界をお楽しみください」と担当者。
入園料金は中学生以上1,500円、4歳以上小学生以下1,000円。
冒険好きはここ!おさびし山「ヘムレンさんの遊園地」
パーク内は4エリアに分かれ、湖の上を滑空する「飛行おにのジップラインアドベンチャー」や「ムーミン屋敷」など有料アトラクションが人気ですが、入園料だけで楽しめるスポットが多彩なのも魅力。
中でも冒険好きにおすすめは「おさびし山」。

小説「ムーミン谷の仲間たち」より“しずかなのが好きなヘムレンさん”のストーリーをモチーフにした森の中のアスレチックスポットです。
子どもたちの冒険心をくすぐる大きなツリーハウス、チョークで自由に描ける自然の中の大きな黒板「きのこの黒板」などワクワクする楽しさ。

ベンチやハンモックもあり、大人は休憩や散策など、のんびり森林浴ができます。
ムーミンの奥深さとトーベの想いを知る「コケムス」
そして、じっくり観たいエリアが「KOKEMUS(コケムス)」。
ムーミンキャラクターや原作者トーベ・ヤンソンについて、楽しく知ることができる3階建ての展示施設があります。

暗がりから始まる3階フロアは、挿絵を立体的な演出で表現した体感型展示で、物語の世界に迷い込んだ感覚に。
ムーミン谷の自然を感じることができるほか、人気キャラクターと一緒に撮影もできます。
次に現れるのが、トーベが最初に出した絵本「それからどうなるの?」の立体展示。

絵本を朗読したトーベの声が流れ、次のページがちらりと見える想像力をかきたてる演出の中、絵本の世界を進んでいきます。
2階はムーミンの原作をテーマごとに展示した常設展「ムーミン谷のギャラリー」。
小説に出てくる言葉や挿絵、キャラクターの個性を通して、物語の奥深さを感じとることができます。
また企画展「ムーミンとトーベ・ヤンソン」ではトーベの芸術性やムーミンの原画展示など、トーベの想いを紹介しています。
