「第4回彩の国手づくり絵本展」がプラザノース2階ノースギャラリー8で、4月10日~14日午前10時~午後4時半(最終日3時)に開かれます。
温かな思いがこめられた世界で一つの手づくり絵本に会いに行きませんか。

領家手づくり絵本の会(浦和区)、手作り絵本の会 ケセラン・パサラン(上尾市)、手作り絵本サークル「ポエム」(北本市)。
手づくり絵本の魅力に取りつかれた3つのグループが知り合い、「埼玉で盛り上がって手づくり絵本を楽しもう!」と、実行委員会を立ち上げ2013年から2年に1度開催しています。
期間中は個人・グループ総勢50人による約100作品を一堂に展示。会場では、段ボールで手づくりした長さ3m、高さ2m、横幅3mの巨大な恐竜が迎えてくれます。
わが子のために、孫へのプレゼントに、旅の思い出に、自分史を…と、制作動機はさまざま。年齢も小学生から90代まで、キャリアも初めての人から40年活動している人までと、幅広い層が参加しています。

「共通しているのは温かな“ほかほかの思い”。それぞれの魅力を楽しんでいただければ」と、代表の清水さん。
自分の得意分野やテーマに沿った作品は、個性派ぞろい。俳句をやっている人は、俳句をモチーフに絵や物語を組み合わせて。今回初めて参加する90代の女性は日ごろの思いを絵本にしています。
メンバーにデザイナーがいるグループは、蛇腹を星形に開いて繊細な切り絵が楽しめる「スターブック」を制作。

息をのむ美しい切り絵は、裏から透かして見ると、ひと味違った幻想的で趣深い雰囲気に。「ぜひ、手に取ってお楽しみください」とメンバー。
また、幼いころ経験した懐かしい昔の暮らしを絵本にしているグループも。
さいたま市を地元にするグループは、「長伝寺の竜」「諏訪坂の大入道」等の仕掛け絵本も作りました。
「絵、文章、製本の技術を融合する作業は難しく、材料選びにも苦労しますが、それも後で楽しい思い出に」と、メンバーは制作の喜びを感じています。
楽しいワークショップも
期間中、ワークショップにも参加できます(先着100人)。
8つの窓にたとえば好きなキャラクターを描いて、折って3つの窓が見える面を作り、開いてまた折って開くと…キャラクターが一人だけ変わってしまうという不思議がいっぱいの「手品絵本」づくり。

「見るだけでなく、参加して楽しんでもらえたら」とメンバー。
「これからもいろんな作家や作品に出会い、世界を広げたい」と話しています。入場無料。