相模湖は、八王子や日野からのアクセスが良く、さまざまなレジャーが楽しめる観光地です。
冬のこの時期はワカサギ釣りが楽しめる絶好のスポットとしてもにぎわっています。
県内でも珍しいドーム船を運行する天狗岩釣り案内所の山口一さんから、ワカサギ釣りのポイントについて取材してきました。

水温が安定する冬は 絶好の釣りどき
相模湖でのワカサギ釣り解禁は9月。
解禁直後の釣果も上々だったそうですが、本番はやはり冬。
水温が下がる12月以降はワカサギの食いつきもよくなるとのこと。
餌は時期によって赤虫と白さしを使い分けるそうです。
どちらもサイズは小ぶりですが、この生き餌にワカサギが食いついてきます。
初心者は屋根・暖房器具付きのドーム船を
船をテントのように囲ってあるドーム船は、暖房器付きで冬のレジャーが苦手な人や初心者にもってこい。

ドーム船の船内は左右の足元が開いており、そこから見える水面に釣り糸を垂らす仕組みです。
ドーム船まではモーターボートで移動します。

穏やかな湖上を囲む木々や水鳥を眺めながらの移動は、リラックス効果も抜群。

釣りに初挑戦
持ち物は釣竿、仕掛け、餌、クーラーボックス。
取材日は、釣れるワカサギのサイズが小さめとのことで、餌の白さしを半分にカットして挑戦しました。

釣りのこつを教えてもらえる点もビギナーにはうれしいこと。
竿からのびる糸にはゴムがついており、それが引くと「当たり」。
ワカサギは小さな魚ですが引きは強いので、すぐに竿を上げるタイミングがつかめてきます。

この日は常連客から魚群探知機を貸してもらい、魚影を見ながら糸の長さを調節することができました。
見事にワカサギ釣りに成功。

乗り合いのドーム船ならではの人情が感じられるやりとりもまた魅力でしょう。
相模湖の穏やかな自然に癒やされながら楽しむ冬のレジャー。日々のストレスを忘れさせてくれる楽しいひとときでした。
釣った魚の持ち帰り用に氷を入れたクーラーボックスを用意しましょう。

天狗岩釣り案内所
住所/神奈川県相模原市緑区日連512
電話/070-4005-8870
ドーム船は要予約・運航は3月末まで
予約は月曜〜金曜の午前9〜11 時・午後6〜8時
金額/大人3,500円他
釣り具はレンタル可能で貸し竿、仕掛け、餌付き1,000円
