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群馬県の「上毛かるた」のように、その土地の名物や名所、地域の行事等を子供が遊びながら学べるかるたを作る取り組みが、近隣地区でも行われています。
読み札や絵札はオリジナリティーにあふれ、さまざまな知識を深めるツールとしても役立ちそうです。
相模原市「相模原ふるさといろはかるた」

相模原市立博物館のボランティア団体である市民学芸員メンバーが、構想から7年ほどで2017年10月に完成。
市内緑区、中央区、南区の47カ所の名所や旧跡を、縦10× 横8㌢ほどのいろはがるたで紹介。
絵札の原画はメンバーの柿澤さんの夫である瀧光さんが現地へ赴いて一つ一つ描きました。
読み札はメンバーが作成した複数の候補から厳選。

「いにしえの 暮らし伝える 勝坂遺跡」や「北端点 地図の始まり 麻溝台」等の読み札と絵札を合わせることで、改めて場所やいわれを知ることができます。
当初は1組のみでしたが「子供達に手にとって覚えて欲しい」と、10組を箱も含め手作業により昨年末に完成。
小学校での英語教育開始を受け、新たに解説文に英文も追加しました。
同博物館に所蔵され、希望があれば学校施設等への貸し出しも。
かるた大会【第1・第3日曜】
相模原市立博物館で2月24 日まで開催の「まなべる くらべる 学習資料展」では、かるたの実物や原画を展示する他、第1、第3日曜には、かるた大会も実施。
問い合わせ
相模原市立博物館
電話/042-750- 8030
町田市「3Rかるた」
遊びながらごみ減量問題を学ぶことを目的に、同市3R推進課が作成。
市内の小学4年生が考えた読み札に、同課職員が絵札をつけました。
市内の小学校等に配布したところ、一般向けにもと要望があり、同市HPから無料ダウンロードできるように。
市庁舎1階市政情報課では紙製のものを1,000円で販売も。
かるた大会【1月26日】
1月26日午後2時半から、同市大蔵町の子どもセンターつるっこで、イベント用の大きなサイズのものを使って「ジャンボ3Rかるた大会」を開催。直接会場へ。
問い合わせ
3R推進課
電話/042-797-0530
大和市「中央林間博覧強記歌留多」
「家康も 頼朝も来た 下鶴間」等、中央林間の歴史を楽しく学べる解説付きで、大和商工会議所中央林間地域会員交流会が作成。
絵札はすべて、同会員だった元眼鏡店主の市川秀雄さんによる手描きです。
「地元の歴史を市民に知ってもらい、商店会と市民の交流を図りたい」と、かるた作成の2年後に、トーナメント方式の「中央林間加留多大会」を初開催。
以降定期的に開催され、昨年8月には10周年記念大会が開かれました。
今年も開催予定。かるたは1,852円で購入することができます。