【八王子】オトナの社会科見学。オリンパス技術歴史館「瑞古洞(ずいこどう)」

世界に誇る技術を有するオリンパス。カメラの進化、医療、科学分野の発展を下支えしてきた技術開発の変遷が学べます。〝オトナの社会科見学〟にお薦めのスポットです。

内視鏡やカメラを製造する医療機器・光学メーカーのオリンパス。

世界に誇るその技術と製品の開発史を一堂に展示しているのが八王子市にある技術歴史館「瑞古洞(ずいこどう)」です。

身近な製品がどのように生まれ、発展してきたのかを学べる、〝オトナの社会科見学〟にお薦めのスポットです。

厳かな雰囲気のあるオリンパス技術歴史館 『瑞古堂(ずいこどう)』

北八王子駅徒歩10分、オリンパス技術開発センター石川内にある瑞古洞。

この一風変わったネーミングは、同社が開発した最初のカメラ用レンズ「ズイコー(瑞光)」に由来し、館内を古くからの製品を集めた洞穴と見立てていることから。

展示は「医療事業」「映像事業」「科学事業」の3ゾーンに分かれ、見学時には1グループに1人の説明員が付き、丁寧に説明してくれます。

説明員の須貝淳さん「当社の歴史をご覧ください」


まず、同社の主力事業でもある内視鏡システムとその処置具、内視鏡外科手術に使う機器など、世界をリードしてきた技術や製品を紹介しているのが医療事業ゾーン

日本機械学会から「機械遺産」に認定されている世界初の実用的胃カメラ「GT―I」1952年から始まり、消化器内視鏡分野で世界シェア約7割を占めるまでになった内視鏡事業がどのように発展してきたか、年代を追って分かりやすく展示しています。

世界初の実用的胃カメラ 「GT-Ⅰ」


実際に内視鏡外科手術に使う機器の体験も可能。

ズイコーレンズ採用のセミオリンパスⅠ型も

続く映像ゾーンでは、オリンパスの名を広く一般に広めたカメラを中心に見学できます。

中でも1934年に始まったレンズ研究により誕生したズイコーレンズを採用し、1936年に発売されたオリンパス社初のカメラ「セミオリンパスⅠ型」は、大卒初任給75円の時代に103円だったという高級機で、一見の価値あり。

オリンパス社初のカメラ 「セミオリンパスⅠ型」

ペンシリーズなど歴代人気カメラが勢ぞろい

かつての名機がずらりと並ぶ展示スペースには、この他、累計販売台数800万台を超えたフイルム時代のオリンパスペンシリーズや、「大きい」「重い」「シャッターの作動音、ショックが大きい」といった一眼レフの問題点を克服しOMシリーズなどなじみ深いカメラ多く、懐かしみなら見学する人も多いとか。

また、デジタル一眼で使われてるテクノロジーや、新旧機種の質感、使い勝手を比較できるコーナーも。

使い勝手を実際に比較できる

出発点だった初の顕微鏡も

1919年に創業したオリンパスの出発点は顕微鏡。

科学事業ゾーンでは、オリンパス社初の顕微鏡「旭号」1920年をはじめ、顕微鏡の歴史的変遷、産業機器や社会インフラの検査に欠かせない非破壊検査装置を紹介。

オリンパス社初の顕微鏡「旭号」1920年

一般的には直接見掛けることが少ないジャンルですが、生物顕微鏡や双眼実体顕微鏡を使ったサンプルの観察、工業用スコープの操作体験には興味を覚えるはず。

実際に操作体験することで興味も深まります

「創業時から現在に至るまで、当社の技術と製品がどのように社会の発展に貢献してきたかを、ぜひご覧ください」と須貝さん。

顕微鏡がずらりと並ぶ 「瑞古洞」 館内
オリンパス技術歴史館「瑞古洞」 ※ 要事前予約
住所 / 八王子市石川町2951 オリンパス株式会社技術開発センター石川内
電話 / 042-642-3086
費用 / 入館無料
予約制開館時間 / 午前10時~午後5時(最終入館4時半)
休館 / 土、日曜、祝日、年末年始および会社休日
トップに戻る