バレエ教室は〝子どものもの〞という考えは、今は昔。
近年の健康科学の研究により、健康づくりに大人バレエが注目されています。
大人の身体の動かし方をバレエの経験に基づいて研究し、指導している「大畠律子バレエスクール」の大畠校長を取材しました。
大人バレエの健康効果
大畠律子バレエスクールの大畠律子校長は、バレエ生活50年。
自身の経験と技術を生かし、大人バレエの健康効果を広めたいと、9月に新所沢校(新所沢駅東口ロータリー前)を増設しました。
大畠校長は現役ダンサーを辞めた後、自身の身体に向き合いながら、大人の筋肉の動かし方を研究。

「認知症予防や健康づくりの多種多様な運動法がありますが、どの動作のどれをとってもバレエの動作に組み込まれているものばかり。
動きの順番を覚えて、リズムに合わせて身体を動かすのは『脳トレ』になります。
バレエは、手と足の指先まで動かすので脳へ効率よく刺激を与えます。
また、足首の柔軟性を高めることで〝第2の心臓〞ふくらはぎの筋肉の動きを、股関節の柔軟性はリンパの流れを良くするので、免疫力も増し、けがをしにくい体づくりができます」
と話します。
最近は家事の合間や仕事帰りに「身体を動かしたい」と教室に通い始める人が増え、バレエで全身を動かし、正しい呼吸法を覚えることで「熟睡できるようになり、風邪をひきにくくなった」と生徒から好評です。
有効期限のない〝チケット制〞
同校の大人クラスに通っている年齢層は幅広く、20代〜70代。
未経験者でも抵抗なくバレエで健康づくりをしてもらおうと、入門、基礎、初級の細かなクラス分けをしています。

入門は全身のパーツを緩めるストレッチがメインで、基礎クラス以上はバレエの動きを取り入れた内容。
大人のクラスは入会金がなく、有効期限のないチケット制なので、自身の体調やスケジュールに合わせて、リーズナブルな料金で無理なく無駄なく通うことができます。
詳細は電話、またはHPで確認を。
大畠律子バレエスクール 本校
住所/所沢市宮本町1の4の19 3階
電話/04-2936-9519
HP/http://onbs.jp.net/
大畠 律子(おおはた のりこ)
【経歴】
3歳からバレエを始め、橘バレエ学校に入学。牧阿佐美バレエ団に入団し「クルミ割り人形」で主役デビュー。
1989年/ローザンヌ記念ガラ公演に出演、「ドニ ゼッティ・バリエーション」を踊る
1989年/村松賞受賞
1990年/旧ソビエト文化省招聘牧阿佐美バレエ団公演に参加、
その後も同バレエ団公演「ライモンダ」「リーズの結婚~ラ・フィーユ・マル・ガルデ~」「ドン・キホーテ」に主演
1991年/橘秋子優秀賞受賞