9月1日は「防災の日」 共助の意識を高めた不老川の氾濫

地震や豪雨などの自然災害は、時として私たちの想像を超える力で襲ってきます。「自助」「共助」の大切さを痛感し、地域住民の不安や防災意識の高まりによって動き出した入間市藤沢地区。その中心となって活動している齋藤勝久さんを取材 […]

公開日:2018/08/31 482 view
地震や豪雨などの自然災害は、時として私たちの想像を超える力で襲ってきます。「自助」「共助」の大切さを痛感し、地域住民の不安や防災意識の高まりによって動き出した入間市藤沢地区。その中心となって活動している齋藤勝久さんを取材しました。
藤沢地区自主防災連絡会会長 齋藤勝久さん(74 歳)
定年退職後に「地域デビュー」し、自治会活動に取り組んでいます。「入間市連合区長会」副会長、「藤沢地区区長会」会長も兼務

「もう他人事ではない!」

「どんな災害がおこるか分からない」と防災意識を高めているのは、入間市の藤沢地区。平成28年の台風9号、平成29年の台風21号で不老川が氾濫し、床上・床下浸水被害が出た地域です。藤沢地区自主防災連絡会会長の齋藤勝久さんは「これまでの歴史をみても、不老川が氾濫して被害が出ることなんてなかったんですが…」と話します。

不老川の水害で「防災を真剣に考えよう」という声が出始め、斎藤さんを含む藤沢地区18人の自治会長・区長と地区の9団体が一丸となり、協力・連携して災害に備える動きがでました。そして、今年7月「藤沢地区自主防災連絡会」が正式に発足しました。

平成28 年台風9号による不老川の氾濫の様子。
わずか30 分足らずで川の水が一気に道路にあふれ出ました

「防災対策は、組織が大きい方ができることも増えるんです」と齋藤さん。「熊本地震や今年の西日本豪雨の被害を見て『もう他人事ではない』と考える人がほとんどで、高台に位置する上藤沢地区の人たちも水害時の協力体制ができるなど、地域の絆が深まっています。また、立川断層の影響が及ぶことも想定して、水害だけでなく地震の災害も想定しながら取り組みます」と話します。今後、各地区の情報を共有し、住民の安全安心を高める防災計画を具体的にしていくほか、地域住民の防災意識の醸成や地域交流イベント、専門家を招いた講演会の開催などが企画されています。

自主防災会が合体した組織ができたのは、入間市では初めて。「藤沢地区」は、モデル地区としてその取り組みが注目されています。

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