9月1日は「防災の日」 元消防本部消防長に聞く自主防災会の取り組み

9月1日の「防災の日」に、所沢市全域で一斉に防災訓練が行われます。所沢市の「自主防災会」と「所沢市自主防災会連合会」の立ち上げに関わるなど、所沢市民の防災意識の高揚に尽力しつづけている齋藤操さんに荒幡地区の防災の取り組み […]

公開日:2018/08/31 1,513 view
9月1日の「防災の日」に、所沢市全域で一斉に防災訓練が行われます。所沢市の「自主防災会」と「所沢市自主防災会連合会」の立ち上げに関わるなど、所沢市民の防災意識の高揚に尽力しつづけている齋藤操さんに荒幡地区の防災の取り組みについて伺いました。
齋藤操さん(76歳)
所沢市自主防災会連合会長・荒幡町内会相談役・元所沢市消防本部消防長
「所沢市自主防災会連合会」を設立し、各自治会の防災組織の連携を高めています。定年後に荒幡町内会会長を務め、現在は相談役として町内会の運営も支える日々。
「妻の理解と協力があってこそ、自主防災会の活動に関われている」

阪神淡路大震災を教訓に

所沢市の自主防災会は、平成7年の阪神淡路大震災を教訓につくられました。当時、所沢市消防本部に勤めていた齋藤操さんは、被災地の視察で「防災組織があった地域は、延焼火災や建物の倒壊で命を落とした人がいなかった」という事例を持ち帰り、自主防災会の設置を各地域に働きかけました。その取り組みは急速に広まり、翌年には100を超える自主防災会が設立。現在、所沢市の自主防災会は150を超えています。

「隣組」で共助の意識を高める

荒幡地区の防災訓練の様子
荒幡町内会は毎年、子どものいる世帯も含め約800人が参加

齋藤さんが消防本部の定年を迎え、荒幡町内会の役員になった時、改めて自主防災会が十分に機能するだろうかという疑問から見直しを行ったそうです。中でも重点をおいたのが、安否確認。近隣10世帯ほどの「隣組」ごとに防災リーダーを配置しました。前年度の防災リーダーはサブリーダーとなり、毎年持ち回りで行っています。今年で12年が経過したので、ほとんどの世帯が防災リーダーを経験したことに。住民が互いに防災リーダーの立場や苦労も理解し、若い世代も防災の取り組みに加わりたくなるような仕組み作りをしました。荒幡地区の高齢化率もすすんでいるため、災害弱者の避難誘導の支援体制も整えています。

防災リーダーの重要な務めは「安否確認」。震度5強以上の地震や災害の発生時、一時避難所に移動する前に「隣組」ごとに安否確認をする「0次避難場所」と呼ばれる所に集合することになっています。もし、確認できない人がいた場合は、防災リーダーが家庭を回ってチェックします。

「今までは災害らしきものはありませんでしたが、おととしの台風9号で住宅1棟が倒壊寸前。その後、護岸整備を行いましたが、今は未曾有の雨量が降ることも想定し、また、大地震の心配もありますので、自分たちの地域は自分たちで守るという気持ちを地域住民と共に高めていきたいです」と話しています。

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