水の中をすいすい泳ぐ金魚は見ているだけで癒されます。イベントやお店で買った金魚を大切に長く飼うコツは?飼育のプロのアドバイスを参考に、アクアリウムのある暮らしを始めてみませんか。

丸みのある体、大きく揺れる尾が華やか
Q1:金魚の習性を教えてください。
金魚はフナが改良されてできた生き物で、中国からもたらされました。原種に近い和金(わきん)は体が細長く元気の良い性質で、体が丸い琉金(りゅうきん)などはおっとりしています。

アメリカから来た金魚。すっと長い体で元気よく泳ぐ
Q2:寿命はどれくらいですか?
和金で10年、改良された種類の場合は5年前後です。
Q3:良い金魚の見極め方とは?
水槽の中で元気に泳いでいる金魚を探しましょう。人を見て寄ってくる魚もオススメです。金魚を自宅に連れ帰ってから水槽に放すまでの準備も重要なので、購入時はスタッフの方に聞くのが安心です。

どこかユーモラスで不動の人気
Q4:何匹くらいから飼い始めるとよいですか?
複数で飼うと華やかになり見栄えが良くなります。1匹で飼うとのびのびできるので、発色よく、ヒレがきれいになる傾向があります。水槽のサイズにあった数を飼育しましょう。
Q5:種類や大きさの違う金魚を同じ水槽に入れても大丈夫?
できるだけ種類や大きさはそろえたほうが良いでしょう。えさを食べるのが早い活発な種類と一緒にすると、おとなしい種類は食べ損ねてしまいます。成長や状態に差が出てしまうことがあるからです。
Q6:大きな水槽が必要ですか?
小さい金魚なら1匹当たり10㍑の水で広々と飼い、ろ過装置を設置して、エアーポンプもあったほうが理想です。ですが、金魚鉢などの小さな器でも飼うことはできます。
Q7:金魚鉢(小さな器)で飼うときの注意点は?
水がえは週に1回。カルキ抜きをした水で半分かえてください。えさは少なめが基本。1日に5〜10粒くらい、話し掛けながらあげると良いでしょう。

撮影協力=吉田観賞魚販売(八王子市松木15の3。電042・676・7111)午前10時〜午後7時(火曜5時)